自転車に対する道路交通法の規制の強化について
今回は、いま話題になっています、自転車に対する道路交通法の規制の強化について、簡単にお話します。自転車に対する規制の強化は、次の3つの内容になっています。
自転車利用者の講習に関する規定
この規制では、信号無視や酒酔い運転などを繰り返す悪質な人に、公安委員会が、安全講習の受講を命令できるようになりました。さらに、命令を受けた人が、この命令に従わなければ、罰則が科される場合もあります。
自転車の検査に関する規定
この規制は、制動装置を備えていない自転車、主にノーブレーキの自転車に対する規制です。ノーブレーキの自転車の走行は、これまでも違法とされてきました。今回は、さらに、警察官が、走行中の自転車を検査し、その場で改善を求めることができることになりました。
路側帯の通行に関する規定
この規制は、右側通行の禁止として話題になっています。
しかし、自転車が、車道の左端を走行しなければならないという規制は、これまでもありました。また、その違反者には罰則も定められていました。ただし、これまでは、路側帯の通行については、左側通行が義務付けられていなかったのです。
そのため、今回の改正は、路側帯の通行についても左側通行を徹底したものといえるでしょう。